環境修復工学研究室へ ようこそ!

2024年4月に着任し、この研究室をスタートしました。これまで北海道大学、九州大学で計42年間、研究・教育に従事した経験を、早稲田大学創造理工学部環境資源工学科での研究や人材の育成に役立てたいと思っています。

 われわれの惑星である地球が長く持続的に健康状態を保つには、気候変動をはじめとしたいくつかの超えてはならない限界があることが明らかになってきました。地球環境問題というと自分事としてとらえにくいかもしれませんが、そうはいっていられない事態がすぐそこまできていると言わざるを得ません。アジアという経済成長目覚ましい国々のなかで、少子高齢化が進み、資源をもたない日本、かつてはモノづくり産業で高度経済成長を遂げた科学技術力をもつ日本、この日本をこれから担う皆さんはグローバルとローカルな問題が連続しているこの難局をどう乗り切って次の世代にバトンを渡すことができるでしょうか。文系的思考にも強い理工系人材がいまこそ強く求められている時代はかつてなかったかもしれません。

 環境修復工学研究室では、(1)天然鉱物、生体鉱物、産業廃棄物など、材料としての目的を持っていない結晶質ものをジオミメティクスと称し、これに最小の手を加えて高度機能材料にアップグレードし、脱炭素やクリーンエネルギーの生産に応用する研究、(2)一次資源および二次資源としての微量の貴金属をバイオケミカルの手法で回収する研究、(3)金属資源精製プロセスで排出される忌避金属の不動化技術の開発研究に取り組んでいます。

 ローカルとグローバルが連続している現代の環境課題と向き合うテーマのもとで、科学技術的思考力、探求心、創造力、問題解決能力からなる「知の体力」を磨きつつ、研究も人材も成長させ、未来へのバトンをつなぎたいと願っています。

                               

  笹木 圭子

 

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